パッケージデザインには、広告的な役割とエフェメラルな魅力が詰まっていると思っています。
本来短命で捨てられてもおかしくないパッケージ。
そういう、陽炎(かげろう)のような存在、
時に収集の対象となるような紙ものをEPHEMERA(エフェメラ)と呼ぶそうです。
消費社会の現代で、作ったデザインが短命な役割を果たし、
思いがけず誰かにとって宝物のようなデザインが出来たらと思うと、
必要以上にこだわりたくなります。
そっと無口に佇みメッセージを投げかけてくるもの、
ユーモアがあって作り手の遊び心が滲み出るもの、
見ていて中身を想像したくなるもの。
私は、デザイナーが深夜までデザインの詰めをギリギリまでやっていたのに、
さすがに眠くて気が緩んだ時に最後ズレちゃったみたいな、
ボケちゃったみたいな、計算外で出来てしまったけどこれこそいいかも・・、
みたいなデザインが、いいなぁと思う。
チョコレートのパッケージデザインにうっとり囲まれたかったら、
当別町のロイズタウン工場はどうでしょう。^^
足立のお気に入りを数枚、ご紹介。
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